みおりんが東大受験生時代に立てた勉強計画(現物写真)|東大宅浪記
わーいわーい!みおりんです。
前記事「受験の合否を分ける「最強勉強計画」の立て方|元宅浪の東大生が伝授」では、わたしが宅浪時代に確立した勉強計画の立て方を、3つのステップに分けてご紹介しました。
また、下の記事では、中学生・高校生の長期休みの勉強計画の立て方をまとめました。
今回は、この方法を使って実際にわたしが立てていた勉強計画を、現物の写真とともにお見せしようと思います(°0°)笑
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「計画倒れの女王」だったみおりん
むか〜しむか〜し、地方のある県に、計画倒れの女王と呼ばれる女子高校生がいました。
それがわたしです😥笑
もともと部活が忙しかったこと、元来自分に甘い性格だったこと(いまもだけど)、勉強計画を立てるとそれだけでわくわくしてしまう楽天家だったことなどが原因で、わたしはじつは、計画をまったくもって全うできないタイプだったのです。
しかし、現役で東大を不合格となり、「自分で勉強したい」との思いから宅浪(自宅浪人)を選んだわたしは、否が応でもちゃんとした勉強計画を立てる必要にかられます。
そこでわたしが考えたのは、
- だらしない自分のごきげんをいかにとるか
ということでした。つまり、自分がテンションを下げずにだましだましやっていけるような計画を作ろうと思ったんです。これは、たとえば調整日をしっかり入れることや、一日に嫌いな科目ばかり入れないことなどの形で工夫をしました。
というわけで、計画倒れ人間から計画上手に変身できたわたしの勉強計画を、写真で振り返っていきたいと思います。
ステップ別に見るみおりんの勉強計画
前記事「受験の合否を分ける「最強勉強計画」の立て方|元宅浪の東大生が伝授」でご紹介した、勉強計画を上手に立てる3つのステップに沿って、わたしのスケジュールをご紹介していきます。
STEP 0:ゴールと実力を確認しました
最初に、ゴールと自分の実力を確認しました。わたしの場合、
- ゴール:東京大学文科3類合格
- 実力:現役時代は30点差で不合格。模試は万年D判定
でした。
さらに、最終ゴールだけでなく、模試のたびに目標を具体的に設定していました。それがこちらです。
これは夏の東大模試の目標を掲げたものですね😳
このように、常にゴールは最終と直近の両方を確認していました。
STEP 1:やることを書き出しました
東大入試は範囲が膨大。当然、やることも膨大です。(逆に言うと、やることをやれば受かるということでもあります。)
そこでわたしは、
- やるべき参考書をリストアップする
- 各参考書に、何問の問題が収録されているのか可視化する
という作業をしました。
1については、合格体験記などを使って情報収集に努めました。
2については、こんなふうにやっていました。
何章あって、何問ずつになっていて、合計は何問で…みたいなことを紙に一括してまとめていました。
地道な作業ですが、やるべきことの全貌を知るという意味で非常に重要なことです。わたしはこの紙を見て、「これだけ終わらせれば合格できるんだ!」という気持ちでがんばれました。
STEP 2:時間を計って試しました
やることがわかったら、それに対してかかる時間を実際に計ってみます。
この作業を省いて、「だいたい問題解くのに10分だろう」などと計算する人がいるんですが、それは大きな間違いです。そんな概算で当たるんだったら、そもそも勉強計画なんかいらないだろうと思います。当たらないからずれて計画倒れになるんです。
わたしは先ほどのやることリストの紙に、何分かかるのかをメモしていました。
これで言うと、「この問題集は15分かけるとだいたい450字くらいの論述問題が解ける」「読むと1ページ2分程度」ということですね。また、下のほうに書いてあるメモは(読みづらくてすみません、自分でもよく読めない笑)、「1回40分以内のセットにしたい」という意味です。たぶん1時間とかつづけると自分は嫌になっちゃうと思ったんでしょうね😥
黒い字で書いてある①②…というのが問題番号で、その横の100とか200というのは字数です。その横に水色の「(」みたいなマークと①②…の通し番号がありますが、これが1セットずつに区切ったものです。たとえば1日めは問題1〜6を解き、2日めは7〜8を解くという意味です。
もちろん「1日3題ずつ」といったように決めるので基本的にOKなのですが、この問題集の場合は問題によって字数がまちまち(=かかる時間がばらばら)だったので、このような処置をしていました。
STEP 3:計画に落とし込みました
いよいよこれらをもとに計画に落とし込みました。
わたしは「年間計画」と「1日単位の計画」に分けて作っていました。見ていきましょう😈
年間計画
年間計画を作る上で言いたいこと!それは、
- まずはざっくり作って、あとでどんどんアップデートしていけばいい!
ということ。いきなり1年全体の計画が正確かつ緻密に組めるはずありません。だいたいのイメージを持っていくことが大切です。
という理由で、わたしは年間計画をじつは4回作っています。
①初版:3月に作成(不合格の直後)
フリーハンドもいいとこですが笑、こんな感じで模試と本試を目標に作っていました。
後半はなにをしていいかまだわからなかったのでスカスカですね笑 最初はこんなもんでいいんです!
②第2版:6月中旬〜7月下旬に作成
ごちゃごちゃしているので順を追って説明します😥
まず、作ったのが6月なので、それ以前の部分は計画ではなく実際にやった内容を薄いピンクのペンで書き込んでいます。
そして6月中旬には、立てられるところだけ計画を立て、黒いペンで書き込んでいます。
さらに、7月に入ってからもアップデートをして加筆しています。7月上旬に書き加えたのが濃いピンクの文字、7月下旬に書き加えたのが水色の文字になっています。
細かいところは読めなくて大丈夫!なにが言いたいかというと、とにかく年間計画というのはどんどん改変されてしかるべきであり、最初から完璧なものを作ろうとする必要はないということです。
③第3版:8月中旬に作成
そしてその1カ月後にまたアップデート…!しかも突然スカスカになっている笑笑
ちょっとなにが起きたのか忘れちゃったんだけど笑、おそらく一個前に作った計画がごちゃごちゃして見にくかったので、夏の予定を中心に見やすく作り直したのかなと思います。
まああんまり完璧を求めず作ればいいということですね😈(2回め)
④第4版:10月ごろ作成
これが大きなスパンの計画としては最終です。2月はスカスカですが、2月までで課題になったことの確認をしようという気持ちで空欄にしてありました。
1日単位(月間)の計画
立てた年間計画をもとに、毎日なにをしなければいけないのかを考える必要があります。
わたしはこれをカレンダーへの書き込みでおこなっていました。いま見るとなかなかカラフルですごい↓
細かいところまで読めなくていいのですが、ポイントは、
- 教科別に色分けをしていた
…英語がオレンジ、国語が濃いピンク、数学が青…という要領 - 使う参考書が多かったので、冒頭の日だけ参考書の名前を書き、2日目以降は参考書名を省く代わりに同じ場所に書いていた
…名前がなくてもどの参考書のことを書いてあるのかわかるように - 模試の日とその翌日・翌々日はスカスカにした
…模試は復習が命!時間がかかるのでそれ専用の日を作った - 日曜日は調整日とし、なるべく計画を入れないようにした
…1週間でずれたぶんは日曜で取り戻していました
といったことがあるかなと。参考にしていただければと思います😊
番外編:直前期の勉強計画
最後に番外編。
直前期は、時間も限られるしやりたいこともたくさん出てきます。「カレンダーは持ち歩きづらいしやりたいことが書ききれない!」というわけで、わたしはこの時期だけ、10cm×30cmくらいの大きさのカードを作って計画を書き込んでいました。
こんな感じ。
過去問演習を中心にやっていたので、「2010」などと書いてあるのは過去問の年度を表しています。
消化できたら◯をつけていました。
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わたしは0から計画表を作りましたが、もともとこういうものがあったらその時間も勉強に割けたのに…と思っています。心をこめて作りましたので、ぜひ計画づくりに割く時間を短縮して効率のいい勉強に役立ててください(●ˊᵕˋ●)
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勉強計画を立てるのが苦手な人へ
勉強計画を立てるのが苦手な人はどうしたらいいのか。それについてちょっとまとめておきます。
勉強計画が苦手な人の原因や特徴としては、次のようなものが挙げられるかと思います。
- 完璧主義で、1日でも崩れると嫌になってしまう
- そもそもやるべきことがわからない
- 参考書をいつまでに何周していいかわからない
まず1については、気持ちを改めればいいだけです。繰り返しになりますが、勉強計画は崩れて当たり前!!何度もアップデートして改良していけばいいんです。
次に2と3についてですが、これは調べる力をつけることが第一です。合格体験記やWebの情報、先生や先輩の話などから、「やること」「いつまでにどれくらいやるべきか」といったことはある程度わかるはずです。
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