【中級編】英語リスニングの勉強法とおすすめ参考書|宅浪東大生が解説!
わーいわーい!みおりんです。
今回は、読者さまの読みたい記事ランキング2位に輝いたテーマ、「英語リスニングの勉強法」についてまとめたいと思います😊
この記事では、次のような中級レベルの方向けに解説します。
◆この記事が対象にする読者さん
- リスニングの基礎力はついたと感じている
- センターレベルで、長文のリスニング問題になるとつまずいてしまう
- 単語単語は聴き取れるが文脈をうまく追えない
▶︎入門編はこちら:【入門編】英語リスニングの勉強法とおすすめ参考書|宅浪東大生が解説!
▶︎上級編:【上級編】英語リスニングの勉強法とおすすめ参考書|宅浪・ワーホリ東大生が解説!
ここからは、
- 中級者向け!ステップ別勉強法
- おすすめの参考書
- リスニング学習におすすめのアプリ
などを中心にご紹介していきますので、参考にしていただければと思います😊
▶︎宅浪みおりんのプロフィールについてはこちら(●ˊᵕˋ●)
ステップ別!英語リスニングの勉強法
では早速、わたしが実践した英語リスニングの勉強法を見ていきたいと思います。
STEP 0:リスニングの勉強の前に
と、その前に!リスニングの勉強をする以前にやっておくべきことがあります。それは「リーディングの勉強」。
というのも、リスニング力の前提となるのは
- 単語、熟語の知識
- 文法、構文の知識
- 英語長文の一般的な構造への慣れ
といった要素だからです。特に英単語については、基礎的なものからでいいので覚えていくようにしましょう。人間誰しも、「知らない言葉は聞き取れない」のです。
さて、ここから実際にリスニング教材を使った勉強法をご紹介します。
STEP1:問題を解く&採点
まずは教材の指示通りに問題を解きましょう。
解き終わったら、解答を見て丸つけをしてください。このとき、「どこで間違ったのか」「何を聴き取れなかったのか」を把握しましょう。
- 目的:自分の実力を確認する
- 回数:1回
STEP2:黙読する
次に、スクリプト(読み上げられた音声の文章)を黙読します。
問題を解くときに聴き取れなかった部分にはアンダーラインを引いておきましょう。
- 目的:本文の内容を英語で把握する
- 回数:1〜2回
STEP3:CDをもう一度聴く
スクリプトを見ながら、音声CDをもう一度聴きます。特に、「先ほどアンダーラインを引いたところ(=自分が聴き取れなかったところ)はどのように発音されていたのか」「読み手が文章をどこで区切って読んでいるか」に注意して聴くようにしてください。
- 目的:聴き取れなかった部分の発音を知る
- 回数:1回
STEP4:CDと一緒に音読する
1回CDを聴いたら、2回目からCDと一緒に音読をします。
スクリプトを見ながらでOKです。自分のペースや読み方で音読するのではなく、CDの読み手の文章の区切り方、緩急のつけ方をできる限り真似して読んでください。モノマネ上手は語学が上達しやすいんですよ😊
- 目的:英語のリズムを身につける(インプット)
- 回数:2〜3回
STEP5:自分で音読する
次にスクリプトを自分だけで音読します。
先ほどの音声を思い出し、文章の区切り方や緩急をできるだけ再現するよう心がけてください。
- 目的:英語のリズムを身につける(アウトプット)
- 回数:2〜3回
STEP6:CDを使ってシャドーイング
シャドーイングとは、聴いた音声を即座に復唱すること。単純に英語を聴き取る力に加え、英文構造を理解する力がないとできないため、少し難しいトレーニングです。
スクリプトは見ないで、CDを流して少し後を追うようにして復唱していきます。
- 目的:英語のリズムを身につける
- 回数:3〜5回
STEP7:徹底的なディクテーション
最後に、聞こえてきた音声を書き取る「ディクテーション」です。(個人的には最も力を入れてやっていた&効果を感じられた勉強法です)
やり方は単純。CDを流し、頭から終わりまで一言一句逃さないよう書き取るのです。聴き取れなかったら巻き戻し。「どうやってもこれ以上聴き取れない!」というところまで行います。
ここまでやったらスクリプトを見て答え合わせをします。わたしはスクリプトに書き込む形で、
- そもそも聴き取れなかった部分
→マーカーで塗る - 違う単語に聞こえてしまった部分
→印をつけて、「どう聞こえてしまったのか」を書く
といった感じでチェックを行いました。
すると、自分のクセが見えてくるんですね。たとえばわたしは"will"と"would"の区別が苦手だったり、音の連なりが聴き取れなかったり。そういったことがわかると、模試や入試本番でも聴き取れなかった部分の類推ができたりします。
- 目的:自分のリスニング力の穴を洗い出す
- 回数:1回
ただこれ、ほんとに時間がかかります😥わたしも初めの頃は4分のスクリプトをディクテーションするのに1時間とかざらでした。でも、最終的には30〜40分程度で書き取れるようになるので辛抱してがんばってみてください!
中級者さん向けリスニング勉強の流れ(まとめ)
STEP7のディクテーションが難しければ、STEP6のシャドーイングを繰り返すのもOKです◎
英語リスニング勉強の鉄則
英語のリスニング勉強をするときのポイントを3つ、お伝えします。
◆なるべく毎日ふれる
英語の勉強全般にも言えることですが、特にリスニングは日々の「慣れ」が大切。悲しいもので、サボるとあっという間に力が衰えやすいんですよね。。
できれば毎日、難しければ2日に1日は勉強するようにしましょう。
◆リーディングと併行して勉強する
英語を聴き取るためには、英語を知らなければなりません。単語・熟語、文法・構文、長文の勉強を併行して行うことで、リスニングの力が高まります。
◆自分に合ったレベルの教材を使用する
シャドーイングやディクテーションは少し難易度が高いので、あまり長いスクリプトだと徹底するのが難しくなると思います。自分のレベルに合った教材を選ぶようにしましょう。
英語リスニングのおすすめ参考書
中級者さん向けにおすすめの英語リスニング参考書をたっぷりご紹介!
スタディサプリの有名講師・関先生の人気参考書。
なんといってもポイントは、英語を聴き取れるだけでなくリスニングの「問題を解けるようになる」ことに重点を置いていること。リスニング問題を聴くときに注意すべきポイントやテクニックを惜しみなく解説してくれている点で、ほかの参考書と一線を画しています。
「リスニングの基礎はできたけど、問題を解くとなると間違えてしまう…」という人はぜひ使ってみてくださいね😊
おなじみの灘高英語教諭・キムタツ先生による、センター英語リスニングの対策書。基礎編・実践編とあり、こちらは実践編です。
- センターリスニング問題の概要をわかりやすく解説
- 各大問の傾向と攻略法をまとめている
- Day1〜10に分かれており、無理なくつづけられる
といった特長があり、見やすいレイアウトもおすすめ要素の一つ。センターリスニングの学習ポイントに沿って毎日進めることができるので、自己管理が苦手な人にも使いやすい参考書です。
こちらも名著のリスニング参考書。入門編・必修編・上級編とシリーズ展開されており、こちらの必修編は特に高評価です。
- 短めの英文から長文までボリュームたっぷり収録
- ディクテーション用のページが豊富
- 幅広いタイプの種類の問題に対応
といった特長があり、センターレベルの基礎がついた人におすすめの参考書です。
英語はクリアで、聞き取りやすく、長文にもかかわらずゆっくりと理解しながら聞くことができるようになっています。すべての文のスクリプトがあるので、ディクテーションにも向いています。
長い文を聞き取る練習に最適な問題集です。なかなかこれだけの量の長文が入った問題集はないです。(Amazonカスタマーレビューより)
センターレベルがある程度仕上がったら、こちらのキムタツ東大英語シリーズのBASICにチャレンジしてみるといいでしょう。
東大英語といっても、この参考書は実際の東大の問題より短いスクリプトとなっているので取り組みやすい一冊です◎
英語リスニング勉強におすすめのアプリ
最近ではスマートフォンアプリを使っても英語リスニングの勉強ができます。
ここでは、おすすめのアプリ「Podcast(ポッドキャスト)」をご紹介します😊
ポッドキャストとは、iPhoneなどにあらかじめ入っている、インターネットのラジオのようなアプリ。AndroidでもGoogle Playストアで検索すればダウンロードすることができます。
アプリは無料で、使い方も簡単!「聴きたい番組を検索して、タップして再生する」だけ。しかも音声の速度も0.5倍速から2倍速まで0.5刻みで調整できる優れものです。
わたしのおすすめの番組は次の2つです◎
◆Disney Story Central Podcast
ディズニーの人気作品をそれぞれ10分前後の語りで聴くことができる番組。リトルマーメイドや美女と野獣といった古典的な作品から、ズートピアやアナと雪の女王など比較的新しい作品までそろっています。
ディズニー作品のいいところは、ストーリーを知っているので初学者でも聴き取りやすい点。ぜひ自分の好きな作品を聴いてみてくださいね。
◆Better at English
Better at Englishは、ネイティヴスピーカーの自然な会話を収録した番組。1つの音声が5分程度と短く、気軽に取り組みやすいのがうれしいポイントです。
web上でスクリプトも無料にて読める優秀っぷり😳しかもこのスクリプトにはボキャブラリー解説までついているという…ありがたすぎる笑
読み上げスピードはナチュラルなので初学者さんにはやや難しく感じるかもしれませんが、スクリプトを使ったり0.5倍速にしてみたりするのもおすすめです。
おまけ)実際、留学したらリスニング力は上がる?
最後におまけ!結構多くの人が気になるのが、「海外留学したらリスニングができるようになるの?」ということではないでしょうか。
私みおりんは7カ月半の間、カナダでワーキングホリデーをしていました(うち1カ月半語学学校、6カ月お仕事)。実際リスニング力は上がったのでしょうか?
TOEICのスコアでいうと…
わかりやすいと思うのでTOEICのスコア(リスニング)で比べると、
125点アップしました!やはりリスニング力は上がったといえそうです。
詳しくはこちら▶︎みおりんはワーホリでTOEICを伸ばせたのか?|ガチなスコアの推移とおすすめ問題集を大公開!
日常生活でいうと…
テスト以外でいうと、現在のわたしのリスニングレベルはこんな感じです。
- 英語の映画
…字幕なしだとちょっと心もとないが、観られなくはない。日本語字幕で観ると、英語がほぼ聴き取れる(セリフを理解しながら観ることになるので、単語や文章が聴き取りやすくなるため) - 英会話
…ある程度聴き取れる(英会話の先生とのやりとりや観光地なら問題ない)が、ネイティヴの若者などにパーッと話されるとなにがなんだかわからなくなる笑
英語リスニングの勉強法について、わたしなりにまとめてきました。いかがでしたか?
継続がモノを言う分野ですので、一瞬では効果を実感できなくても少しずつ続けてみてくださいね😊
▶︎入門編はこちら:【入門編】英語リスニングの勉強法とおすすめ参考書|宅浪東大生が解説!
▶︎上級編:【上級編】英語リスニングの勉強法とおすすめ参考書|宅浪・ワーホリ東大生が解説!