「夏休みの勉強計画、それで大丈夫?」東大宅浪みおりん流スケジュールの立て方!【サンプルつき】
わーいわーい!みおりんです。
中学生、高校生のみなさん!そろそろ夏休みがやってきますね*(^o^)/*
たくさんの宿題や課題も出る夏休みは、計画的に勉強できるかどうかが大きな分かれ目。そこで今回は、自宅浪人での東大受験時代に計画づくりを極めたみおりんが、勉強計画の立て方のコツを伝授します。
- 中学生
- 高校生
といった幅広い学年の方に参考にしていただける内容にしました。また、夏休みだけでなく春休みや冬休み、定期テスト対策にも応用していただけます。勉強計画表のサンプルもつけました!
▶︎宅浪みおりんのプロフィールについてはこちら(●ˊᵕˋ●)
大学受験の年間計画・月間計画の立て方についてはこちらの記事をご覧ください。
勉強計画はなぜ大事?
そもそも勉強計画はなぜ大切だと言われるのでしょうか?一つには、夏休みの終わりやテスト直前に焦らなくてすむからというのがあります。でも、それだけではありません。
それは、計画があれば、効率的に学ぶことができるからです。逆に、最後の最後になって一気にたくさんの量をまとめてやると、抜け漏れが出てしまったり、短期記憶だけになってしまったりと、定着や理解の面でも残念な結果になってしまいます。
計画があれば、効率的な学びが可能になるのです。
「計画倒れ」になってしまうのはこんな人
とはいえ、ほとんどの人は「計画倒れ」を起こしてしまいます。計画倒れになってしまう人の特徴には、こんなものがあります。
キツキツの勉強計画を立ててしまう
おそらくいちばん多いのがこれ。ついつい詰め込みすぎて、結局こなせなくなってしまうパターンです。計画を立てているときは、「大丈夫!気合いでいける!」と思ってしまうんですよね😥(経験者。)
勉強計画が崩れるとすぐに嫌になってしまう
キツキツ傾向とも関係しますが、自分の計画が崩れた途端に「もうやだ〜」となってしまうパターンです。完璧主義の人に多い傾向ですね。(これも経験者。)
勉強計画を立てたこと自体に満足してしまう
張り切りすぎて、計画を立てただけで達成感を感じてしまうパターン。実行できなければ意味がなくなってしまいます。(これも経験者。笑笑)
でも、こんな人でも(かつてのみおりんのことです笑)、ちゃんとした方法を知れば崩れない勉強計画を立てることができるんです。次からはその方法をご紹介します😊
【たった3ステップ!】勉強計画の立て方
みおりんがご紹介する夏休み・定期テストの勉強計画の立て方は、じつは簡単な3ステップです。
STEP1:やることリストを作る
まず大切なのは、「やるべきことの全貌を把握する」ということです。
これをしないと、思いつくままに課題や教材を進めてしまい、最後の方で「あれもあった、これもあった」ということになりかねません。
最初に「やることをすべて書き出す」という作業をしましょう。その際、
- 教材名
(『ターゲット1900』『青チャート数学Ⅰ・A』など) - 各教材について、夏休みにやる実質量
(例:教科書のP36〜120を音読したい→実質量は85ページ)
という要素を書き出すことが大切です。上のサンプル画像の「STEP1」のところですね。
STEP2:「My1ユニット」を決め、時間を計る
このステップこそ、みおりんが宅浪時代に見つけた大事なポイント!上の画像だと、右半分の「STEP2」の部分です。
計画倒れ最大の原因は、「読みが甘い」こと。つまり、「これくらいの量は1週間でできるはずだ」と思っていたのが実際は3週間かかったり、「1日20ページずつ進められる」と思っていたのが実際は10ページくらいまでしかやる気がつづかなかったり、という読み違いです。
これを防ぐためになにをすればいいか?答えは簡単です。実際にその参考書なり教材なりを解いてみて、1問や1ページあたり何分かかるのかを計ればいいだけ。そして、自分は1日につき何問・何ページずつくらいならがんばれるのかを考えるのです。
たとえばこの夏休み中に、世界史の教科書のP6〜125(全120ページ)を音読したいとします。おそらく、1日で120ページを音読することも不可能ではないでしょう。ですが、それでは効率も悪いですし、なにより途中で飽きてしまいます。
では、1日にどれくらいならがんばれるのでしょうか?試しに、実際に音読をしてみましょう。そうすると、「あ〜これくらいが限度だな」というタイミングがあると思います。そのときに、音読を始めてから何分経っていたかを確認します。
これが40分だったとします。そして、読みきれたページ数は20ページ。これが「My1ユニット」です。自分は1日に40分・20ページずつ進めることができるというわけです。
ユニットにしてしまえば、あとはこれを毎日の計画にはめこんでいくだけです。
STEP3:パズルのようにはめこむ
My1ユニット=自分ががんばれる1単位が決まったら、1日の目標勉強時間に合わせてユニットをはめこんでいきましょう。
たとえば、「1日5時間勉強する」と決めた場合なら、
- 英語のワーク1題【90分】
- 青チャート10題【100分】
- 古典文法ドリル5ページ【20分】
- 日本史の教科書15ページ音読【30分】
▶︎合計【4時間】
といったように1日分を組むのです。
ポイントは、目標時間(5時間)よりも少ない合計(4時間)で組むこと。なぜかというと、思っていたよりも時間がかかってしまうことや、途中で少しやる気が落ちてしまったりということもあるため、余裕をもっておくほうが確実だからです。
目標時間マイナス30分から1時間くらいの予定にするといいでしょう。あるいは、目標時間のほうを余裕を持って(少なめに)設定して、それいっぱいになるように合計時間を組んでもOKです。
勉強計画の立て方のコツ
勉強計画の立て方がわかったところで、最後に「計画づくりのコツ」をご紹介します。とても重要なことです。
①調整日を設ける
どんなにがんばれる人でも、やる気が出ない日や、体調の悪い日というのは存在します。もし毎日ぎっしり予定を立ててしまっていると、こういった日のあとに取り返しがつかなくなり、「もうや〜めた」となってしまいがち。
そこで、必ず調整日=なにも計画を入れない日をつくるのがおすすめです。先ほどのサンプル画像でも、毎週日曜が調整日となっていたことにお気づきいただけたでしょうか?
赤い字のところです。
目安としては、夏休みであれば1週間に1日くらいの調整日があるといいと思います。慣れないうちは週に2日くらい入れてみるのもOK。
②好きな科目と嫌いな科目を散りばめる
「嫌いな科目ばかりやらなければいけない日」なんて、誰でもつらいですよね。
1日の予定を組むときには、好きな科目と嫌いな科目の両方をバランスよく入れるようにしましょう。「1日の最初に好きな科目に1時間取り組む→波に乗ったところで嫌いな科目を30分程度がんばる→また好きな科目を30分やる→…」といった順番で進めると、自分のごきげんをとりながら上手に勉強できますよ♪
受験の勉強計画については、こちらの記事もご参考に!
▶︎受験の合否を分ける「最強勉強計画」の立て方|元宅浪の東大生が伝授
▶︎みおりんが東大受験生時代に立てた勉強計画(現物写真笑)|東大宅浪記