みおりんが東大を目指した理由|無知と思い込みで決めた東大受験
わーいわーい!みおりんです。
東大に入り、アルバイトやサークルで高校生との座談会などに参加する機会も多かったわたし。彼らと話しているとよく出るのが、「どうして東大を目指したんですか?」という疑問でした。
東大受験生には一人ひとり異なる志望理由があると思いますが、今回は私みおりんが東大を目指した個人的な理由をお話ししてみたいと思います。
もちろん、「こういう人は東大に行くべき」「こういう理由がない人は東大を目指すべきではない」ということではありませんので、あくまでみおりんの昔話としてお読みください。
最初の志望動機は「無知」
いくつか理由はあるんです。東大を目指したことについて。
でも、最初のきっかけは一言で表せます。それは「無知」。
どういうことかというと、わたしは地方の高校生だったこと、両親とも大学受験をほぼ経験していなかったこと、家族や親戚内でも初めての大学受験生だったことなどから、まず大学というものがよくわかりませんでした。
高校は一応進学校だったので、1年生のときから志望大学の調査が行われます。たしか第3希望まで書かなければいけなかったのですが、大学がよくわからなかったわたしは、とりあえず知っているなかで難しそうな大学から順に書いて出しました。
いま思うとふざけた話です。
そして「思い込む」
これを書いてしまったあとに、わたしの困った性格の一つが発動されます。それは「思い込みが強い」こと。あっなんか思い込み激しくて別れた彼氏を追いかけ回してしまうとか、そういうやばい方向のやつではありません!!
つまり、紙にそう書いて出してしまったら、なんかわたし東大に行くんだな〜と思ってしまったんですよね。怖いですね。笑
瓢箪から出た駒…じゃないですが、どうやら自分は東大に行くらしいからそういう勉強をしなきゃな、と思いはじめたのです。
最も優れた環境で勉強をしたかった
もちろん、東大がいいなと思った理由もいくつかあります。一つめは、やはり最高学府と呼ばれる東大は学ぶ環境が日本一整っているのではないかと思ったこと。
どうせ4年間どこかの大学に行くなら(実際は5年間だったんですけどね笑)、いちばん優れた環境で学びたい、と思ったのが動機の一つです。
将来東京で仕事をしたかった
じつはわたしは京大もかなりいいなと思っていました。高2の夏にはキャンパスも見に行き、とても好印象でした。先生にも「京大のほうが向いていそう」と言われていました。
しかし、わたしは小学生の頃から東京に住みたいという気持ちが強く(理由はわかりません。ほぼ本能的なものです😥)、将来的に東京で働くことを考えると、京都よりは東京のほうがいいかなと思いました。
私立に行く経済的余裕がなさそうだった
わたしはかねてより早稲田も検討していました。というのも、小学校時代から大好きだった作家さんや、好きな芸能人の方などがたくさん出ているのが早稲田大学だったからです。
しかし、わたしの家庭はそれほど経済的余裕のある家ではなかったので、私立であるということはちょっとネックになりました。両親は私立に行くなとはまったく言いませんでしたが、できれば国公立のほうがいいだろうなとはわたしも思っていました。
いちばん無理そうな大学を目指したかった
最終的に東大に決めた理由はこれです。わたしは昔から、複数の選択肢があるといちばんしんどそうなものを選ぶタイプでした。
東大を目指すことを決めたとき、わたしの学力は全然そこに足りていませんでした。だからこそ、「無理そうだな。だからやってみたい」と思ったのです。
というのも、わたしの地元は地方県。中学も高校も受験して、どちらも第一志望には入りましたが、地方の学校のレベルは知れています。自分のできる最大限を尽くさなくても、志望校に入れてしまいました。
だからこそ、大学は脳に汗をかいてでもがんばらないと絶対に入れないところを目指したかったのです。
文科三類を受験した理由
ちなみに、文科三類を目指した理由は、当時わたしは大学では日本文学を学びたいと思っていたからです。文Ⅲは文学部系統の科類なので、そちらを選びました。
「なんとしてでも手に入れたい」
とはいえ、結局現役では東大一本に絞るも惨敗。浪人が決まります。
おそらく、現役でも入れた大学はたくさんあったと思います。でも、わたしは東大にこだわりました。それはなぜだったのか。
理由は単純です。今度も同じ、「思い込み」です。
わたしは「一度手に入れたいと思ったものは、なんとしてでも手に入れたい」という困った性格も持っていました。ひとのものを盗ったり、高級なものを欲したりはしないんですけどね!!汗
ですので、現役時に落ちたからとて、東大をあきらめる理由はなかったんです。よく、「宅浪ってモチベーション維持すごいですね!」と言われるんですが、じつはわたしは東大合格という目標に対するモチベーションの維持に関しては、一度も困ったことがありません。だって行くと決めてしまっているんですから、当然のこととしてモチベーションはずっとあるんです。もちろん、「今日なんかやる気出ないな〜」程度のことはありましたけど😳
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結果的に、東大はすごくよかったと思う
最後に、結局東大にしてよかったのかどうかということですが、わたしはよかったと思っています。
まず、自分には自力で夢を叶える力があるんだと思えるようになりました。東大という、かつての自分には手の届くべくもなさそうだった場所で学ぶ権利を、泥臭い努力をして最終的につかみ取った。東大というより、第一志望の大学に合格できたことで、ポジティブな効果があったと思います。
また、東大は世間に言われるほど頭のいい人はあまりいないのですが(わたしを見ればわかると思いますが😥笑)、中にはやはりとても優秀な人もいます。その割合としては、やはり他の大学よりたかいのかなとは思います。
最後に、これはかなり個人的な事情ですが、両親のことがあります。両親はどちらも経済的な事情で大学進学を果たせなかった人たちなのですが、わたしが東大という目標を達成できたことで、自分たちの無念が救われたような気がすると言ってくれました。わたしが東大に行けたのはどう考えても、学費を出してくれ、一年の浪人と東京での一人暮らしを許してくれた両親のおかげです。そんな二人がそのように言ってくれて、それだけでも合格できてよかったと思えました。
最後にひとこと!
高校生よ、身の程知らずになれ!!
これはすべての高校生(中学生や浪人生も)に贈る言葉です。
みんな、「自分の学力でも行けそうな学校」を選んでませんか?そんなくだらないこと、いますぐやめてください。いまのあなたが行けそうな大学なんて、何十年後かに思い立ってからでも入れます。
そんなことより、一回難しそうな学校を目指してみようよ、とわたしは思います。それがだめで結果的に「行けそうな」大学に落ち着いたら、それはそれでいいじゃない、と。
自分で勝手に限界を決めず、試しに高望みしてみてください。わたしはいつでも相談に乗ります😊
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▶︎みおりんが宅浪で東大に行くまでのあらすじはこちら。