東大みおりんのわーいわーい喫茶

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【東大生おすすめ】模試の復習方法を徹底解説|英語・数学・国語など科目別!

模試の復習方法

わーいわーい!みおりんです。

以前、「模試を受ける前の勉強法&受けた後の復習法|高1から浪人生まで」で模試の勉強法を解説しました(おかげさまで人気記事となっています!ありがとうございます😊)

また、前記事「『模試の復習に時間がかかる』→当たり前じゃ!私は丸2日かけてたぞ!|東大宅浪記」では、模試の復習には時間がかかってもいいんだよということをお話ししました。

 

今回は、上記の記事ではお伝えしきれなかった「復習の方法」にしぼり、「科目別に」「詳しく」お話ししたいと思います。

▶︎宅浪みおりんのプロフィールについてはこちら(●ˊᵕˋ●)

 

*模試関連の3つの記事は以下のような内容の棲み分けになっています。

 

 

 

 

 

模試は復習が最重要!

まず、改めて強調しておきたいこと。それが、

  • 模試で最も重要なプロセスは、「復習」である

ということ!よく聞くことだと思いますが、宅浪時代に模試を唯一の「他受験生との比較手段」としていたわたしからしても、これは真理です。

 

というのも、模試を「受けっぱなし」では、ただのアウトプット作業となってしまうから。

勉強はインプット(記憶)→アウトプット(解く)→インプット(解けなかったところを記憶)の繰り返しが基本。途中のアウトプットだけで終わってしまっては、記憶が定着せず、ただの自己満足になってしまいます。

 

復習のタイミングはいつがベスト?

ベストな模試の復習タイミングは、圧倒的に「模試を受けたその日」!!これは、記憶が新しく、自分が何と解答したか覚えていること、そして解けなかった悔しさを強く感じているタイミングであり意欲的に勉強できること、が理由です。

解答解説冊子をもらったそのときに復習を始めましょう。

 

 

模試の復習方法【全科目】

それでは、模試の復習方法を徹底解説していきます👼

まずは、科目に関係なく必ずやるべき3ステップをお伝えします。

 

STEP1:自己採点

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これはとっても大事です!

配られた解答解説冊子をもとに、◯つけをしましょう。自己採点をするため、問題冊子にはなるべく自分の解答を書いておくと良いでしょう。もちろんその余裕がないことも多いと思いますが、少なくとも記号問題は必ず印をつけておきましょう。

記述問題は正確な採点はできないかもしれません。その場合は、解答解説の模範解答を読み、

  • 自分の解答でも書いた記憶がある要素には赤ペンでマーク
  • 自分の解答では書けなかったと思われる要素には青ペンでマーク

といったように印をつけてみてください。

 

STEP2:解答解説を一通りすべて読む

わたしが宅浪時代ほんとうにがっつり&しっかり活用したのが、模試の解答解説冊子です。

まずは全科目これに一周、目を通してください。このときに行うのが、「知らなかったことへのアンダーライン引き」です。

模試の解答解説冊子って、みなさんが思っている以上に有用な情報が入っています。

  • 初めて知った知識
  • 知っていたけど忘れかけていた知識
  • おもしろいなと感じた解説
  • なるほど!と思った解説

など、気になるところすべてをマーキングします。

これにより、模試を受けた時点で自分が知らなかった・わかっていなかったことを効率よくあぶり出すことができるのです!

 

STEP3:間違った原因を突き止める

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STEP1,2を通して、自分の間違えた問題がわかったと思います。次にすべきは、「なぜ間違ってしまったのか」という理由を特定することです。

  • そもそも勉強していなかった知識不足
  • うろ覚え、ど忘れ
  • 単純なケアレスミス 

など、様々な理由が考えられるでしょう。これらを一つ一つ明らかにしてください。

 

ケアレスミスは無視してOK?

単なるケアレスミスだからといって流してしまってはいけません。たとえうっかりミスでも、あなたのミスには癖や傾向がある可能性があります。たとえば、問題を読み飛ばす癖、6と0をはっきり書き分けずに自分で読み間違える癖…など。これは1回きりのミスではなく、直さなければ入試本番まで続く間違いの元なのです。必ず特定して直しましょう。

 

 

ここまで終わったら、復習のスタート地点です。時間がかかりますね😵

でも、模試の復習は時間をかける価値が十分にあります。めげずにやっていきましょう!

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模試の復習方法【各科目】

では、科目別の復習の方法をご紹介していきます。

 

英語の模試復習方法

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英語の復習で最も大切なのは、先ほどのSTEP3「間違いの原因を突き止める」ことです。

なぜなら、英語というのは非常に複合的な要素を持っているからです。一つの問題を間違えたとして、

  • 語彙力不足
  • 英文法の知識不足
  • 読解スピードが遅い
  • リスニング力不足

など、様々なことが考えられますよね😥

 

設問ごとに間違いの原因を突き止めたら、やることは2つに分かれます。それは、

  • 暗記系
    …英単語、英文法などの暗記
  • 非暗記系
    …読解力、リスニング力を鍛えるなど

この2タイプです。

 

 

暗記系の復習方法

暗記系の復習方法は単純です。

暗記すべき事項をリストアップ

暗記ノートなどに書いて暗記する

これだけ。

暗記の仕方は人それぞれだと思いますが、わたしはこちらの方法が最も効果的でした。 

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「真似してやってみたらとてもよかった!」という声を最近多くいただき、大変うれしく思っています🙇‍♂️✨

 

 

非暗記系の復習方法

問題は非暗記系です。暗記系は覚えれば同じものが今後も出題される可能性があるのに対し、非暗記系(読解・リスニングなど)は二度と同じ問題は出ないと考えられるため厄介ですよね。

じゃあやる意味がないのかといったら、そんなことはありません。英語の非暗記系の復習方法でやるべきは次の2つです。

  1. テクニックの暗記
  2. 設問別の対策計画を立てる

 

まず、1. テクニックの暗記について。

これはどういうことかというと、非暗記系にも暗記すべき要素があるということです。たとえば、模試の英語で、要約問題を間違えてしまったとします。この場合、解答解説を読むと、

  • 本文の構造の解説
  • 本文の訳や単語リスト

といったものが載っていますよね。そして、これとともに、

  • 要約問題の解き方のコツ

といったものも書いてあることが多いのです。わたしは必ずこういう「テクニック」的なことにもアンダーラインを引き、みおりん特製暗記ファイルに書き込んでいました。

これ、見逃している方も多いですがとても役立ちますよ!!!(わたしはこうしたテクニックを集めたページを作り、毎回模試の始まる数分前に見返すようにしていました!)

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次に、2. 設問別の対策計画について。

英語の場合、やらなければならない対策が多岐にわたります。このため、間違えた問題が多かった分野や苦手な分野を中心に、対策に使うべき参考書いつどのように対策するのかを考える必要があります。

たとえば、

  • 長文読解で大幅ミス
    →語彙力不足が原因なら英単語帳をやりこむ、読解スピードが遅いなら速読の参考書に挑戦する、など
  • リスニングで失敗
    →基礎的なリスニング参考書から取り組む、そもそもの語彙力を増やすために単語帳をやりこむ、など
  • 要約問題で失点
    →要約問題の解法を学べる参考書をやる、文を短くまとめる練習をする、など

といったことが挙げられます。自分なりに考え、工夫してみてくださいね。

 

 

数学の模試復習方法

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数学の復習は、主に3つの要素に分解できます。

  1. 問題の解き直し
  2. 類題を探して解く
  3. テクニックの暗記

順番に見ていきましょう。

 

①問題の解き直し

まずは間違えた問題を解き直しましょう。歯が立たなかったものは、解説を読みながらでもOKです。

その上で、なぜ解けなかったのかについて考えてみてください。

 

②類題を探して解く

これもやっておきたいところ。間違えた問題と同じ分野・単元の問題を探してきて解きましょう。できれば模試復習ノートに貼りつけるなどすると、あとから見直しやすくなります。

類題は、苦手分野ならチャート式などの基礎的な問題から始めてみましょう。

 

③テクニックの暗記

数学でも暗記要素はあります。それが、先ほど英語のところでも述べた「テクニック」。解答解説冊子を読んでいると、意外とそうしたコツにも言及されていることに気づくと思います。わたしはこれらにアンダーラインを引き、みおりん特製暗記ファイルに書き込んでいました。

 

また、数学の難しい問題の場合、「どうすればその解法を思いつくのか」ということを知るのが大切です。わたしは自分で解明できない場合は、学校の先生に「どう考えればこのやり方が思い浮かぶんですか!?」と直接訊きに行っていました。

 

 

国語の模試復習方法

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国語も英語と同様、「暗記系(漢字、古文単語、古典文法、漢文句形など)」と「非暗記系(読解)」に分かれます。基本的な復習方法は英語とまったく同じなので、英語の章を参照してください😊

ちなみに、国語の「テクニック暗記」ではこんなことを覚えていました↓

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その上で、国語とくに現代文について補足しておきたいと思います。

現代文の勉強は多くの人が悩みがちだと思いますが、模試の復習でとくに考えてほしいのが、出題された「本文の構造を把握する」こと。

本文の構造把握については、別記事「【大学受験】基本のキから東大生が解説!現代文(評論)の勉強法」の3章で詳しく解説したので、そちらをぜひ読んでいただきたいと思います。

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現代文の構造把握のために行なったラインマーキング。詳しくは現代文の解説記事で紹介しています!

国語は復習してもしかたない?と思っている方もいるかもしれませんが、やりようもやるべきこともたくさんあります。ぜひ参考にしてみてください。

 

 

理科・社会の模試復習方法

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最後に、理科および社会といった副教科の復習方法です。

これらはいままでご紹介した方法の組み合わせで復習することが可能。つまり、

  • 暗記系
    →暗記事項を書き出し、繰り返し暗記を行う(用語、年号、化学式など)
  • 非暗記系(計算問題)
    数学と同じように、解き直し&類題探し&テクニックの暗記
  • 非暗記系(論述問題)
    現代文と同じように、模範解答の構造把握&解き方のテクニックの暗記

というふうに行うのです。

特に地歴公民などは暗記要素が多くなるでしょう。わたしも、解答解説冊子を読んで知らなかったことにアンダーラインを引くと、ほとんどラインで埋まってしまうということもありました。

でも、これらをすべて吸収していくと、入試の頃には本当に力がつきます!だまされたと思って、ぜひやってみてくださいね😉

 

ちなみに、世界史でやっていた「テクニック暗記」↓

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復習に時間がかかるときの優先順位のつけ方

復習にものすごく時間がかかってしまうというときは、優先順位をつけてできるものから順にやっていきましょう。優先順位のつけ方は、

  1. 自分が普段から苦手としている分野/今回たくさん間違えてしまった分野
  2. 解答解説冊子に「重要」「基本」などと書いてある内容
  3. その他こまごまとしたミス、間違い部分

といった順が良いでしょう。最低でも2.までの復習ができるようにがんばってみてください。

 

 

 

宅浪みおりん超おすすめ!「模試の分析」

最後に、「模試の自己分析」の必要性を強調しておきたいと思います。

模試が返ってきたら、みなさんはなにをしますか?おそらく、志望校の判定を見るのではないでしょうか。これは当然必要なことですし、わたしも判定は気にしていました。

でも、それだけで終わってはいませんか?模試の結果の本丸は、判定ではありません。「大問別の得点率」や「分野別の正答率」といった、あなたの強み・弱みを示してくれている部分です。

 

わたしは宅浪の1年間、どの模試でどのように得点したのかということをすべてデータ化して管理していました。なぜなら、自分の強み・弱みを正確に知ることで効率の良い勉強を進めたかったからです。なんとなく苦手な気のする分野ばかり勉強して、じつはそれほど苦手でもなかった、なんて時間の無駄でショックなので😥

  • 勉強時間があまりとれない
  • とにかく効率よく勉強しないと入試に間に合わない
  • 宅浪や独学のため、常にアドバイスをくれる人がいない

こういった人は、ぜひ模試の得点データを自己管理してください。わたしは次のような方法で行なっていました。

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マーク模試の合計点の分析です。科目別にも見られるようにしておきました。(マーク苦手だったので点数には目をつぶってください、、笑)

 

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こちらはマーク模試の国語の分析です。「現代文で落としたのか?古典で落としたのか?」といったことが明確にわかりますし、下の方には失点の原因(「文脈」「古文単語」など)や設問の内容をメモしていました。

 

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こちらは東大模試の分析。写真は日本史のページです。

東大の日本史では「古代・中世・近世・近現代」が大問1つずつ出題されます。いつもどの時代で得点・失点したのかを把握するため、合計得点のグラフと各大問のグラフを作っていました。

 

 

まとめ

以上、模試の復習方法から分析方法まで詳しくご紹介してきました。

多くの高校生・受験生は、模試を完全に活用しきれていないのではないでしょうか?判定だけを見て捨てるのではなく、吸える蜜は全部吸いつくすくらいのつもりで模試を徹底的に使ってみてくださいね。

 

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